ありまでシネマ～長編映画～

毎月第4土曜日は大人が楽しめる映画をお届けします。
10月の作品は『チャップリン作品集3』です。
ひとりで、家族と、友だちと…
「映画」のある、すてきなひと時をすごしましょう。

『チャップリン作品集3』 [アメリカ作品・サイレント]
（「チャップリンの消防夫」「チャップリンの番頭」全2話）

チャップリンは1916年、ハリウッド史上空前の契約でミューチュアル社に移籍して12本作った。
「火事だ！」と叫んでも、チャップリンのドジな「消防夫」も消防車も動かない。
質屋の「番頭」は店主におべっかを、その令嬢には色目を使い、客には横柄に対応する爆笑の連続。時計をバラバラに分解する傑作場面や、ハシゴなど小道具をギャグの材料にするセンスが素晴らしい。
相手役エドナ・パーヴィアンスを生涯で誰よりも愛し、愛するあまり告白できなかった。

「淀川長治チャップリンを語る」も合わせてお送りします。