スタッフのおすすめ
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よるくま
- 著者:
- 酒井 駒子/作・絵
昨晩に起こった、不思議なお話。夜中、男の子の家に突然やってきたくまの子、『よるくま』。男の子とよるくまは、よるくまのお母さんを探しに夜の街とへ出かけます。こんなにもかわいいよるくまを置いて、お母さんは一体どこへ行ってしまったのでしょうか。テーブルの下?トイレの中?どこにもお母さんは見当たりません。とうとうよるくまは泣き出してしまいました…。
読み終わった後に、思わずよるくまを抱きしめてあげたくなるような、温かい、親子の愛を感じることができる絵本です。 -
リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間
- 著者:
- 高野 登∥著
リッツ・カールトンが、いくつもの伝説のホスピタリティを提供し続けるには、理由があります。それは「クレド」と呼ばれる企業哲学の共有が徹底されているからです。
「クレド」とはどういうものかを深く理解することから企業と従業員との好循環が生まれます。相手を思いやることは、ホスピタリティの原点でもあり、お客様だけでなく仲間を大切に思う気持ちがサービスに繫がります。顧客満足と従業員満足のどちらの観点からも参考になる一冊です。 -
まるまる、フルーツ おいしい文藝
- 著者:
- 青木 玉∥[ほか]著
イチゴ、桃、サクランボ…。皆さんはどんなフルーツがお好きですか?おいしい文藝シリーズ第9弾として出版された本書は、フルーツにまつわる作品を集めたショートエッセイ集です。お気に入りのフルーツを食べたときの幸福感、家族や友人との思い出、おすすめのレシピなど、著名人42名による十人十色の作品を楽しむことができます。中でも、光野桃さんの「果物の一夜」は心地の残る幸せな家族の情景をつづった、とても素敵な作品です。新たな作家との出会いを求めている方にも、ぜひおすすめしたい1冊です。
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世界の動物園
- 著者:
- 奥宮 誠次/文・写真 大村 じゅん/英訳
世界の動物園の動物たちや、人々と動物が共存する姿が見てとれる、魅力あふれる写真集。3年の月日をかけてヨーロッパ・アジア・アメリカなど37か所の動物園を訪れています。動物の以外な面や、美しさ。自然の崖を利用した展示や、森のような庭園の中にある動物園もあれば、モダンなペンギンプールやゾウ舎の中にシャンデリアがあったりと世界には魅力的な動物園がたくさんあることを教えてくれます。現代の動物園では、柵の代わりに堀をめぐらし、動物たちがリラックス出来るよう開放的な環境づくりに力を入れているようです。日々進化している動物園をぜひお楽しみください。
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言い寄る
- 著者:
- 田辺 聖子/著
しばらく小説から離れ、生活は充実おり、恋愛は期待していないけれどもまあいいだろうという時、久しぶりに読んだ作品。
長年思いを寄せている人には、友達以上としては接してもらえず、何となく気が合い、素顔の自分でいられる人は、遊び人の“剛”だったり、妻子持ちの“水野”だったり…。
好きな人に好かれることが、一番の理想ではあるけれど、言い寄ってくる“彼ら”を適当にあしらっている時の主人公の気ままさが小気味良く、恋愛も小説もなんて面白いのだろう!と元気が出た一冊です。