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スタッフのおすすめ

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    まにまに

    著者:
    西 加奈子∥著

    ちょっと疲れたときに、肩の力を抜いて読みたい本はありませんか。
    本書の著者は、直木賞受賞作家である、西加奈子氏。ユニークでとても鋭い洞察力と、喜怒哀楽が詰まった日々のエッセイであるこちらの書籍は、読んでいて思わずクスっと笑ってしまう方もいるはず。豪快だけれども反面、繊細さも持ち合わせている西加奈子氏の魅力あふれる文章は、肩ひじを張らず自然体でいいと思わせてくれるような温かみを感じます。この本を読んで、少しゆっくりとした時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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    本日は、お日柄もよく

    著者:
    原田 マハ/著

    物語は、普通のOLであった主人公「二ノ宮こと葉」が、片思いしていた幼馴染の結婚式に出席する場面から始まります。そこでスピーチライター「久遠久美」と出会い、彼女のスピーチに心揺さぶられ、弟子入りをし、新たな世界に入っていくのです。スピーチというと、学校の式典での来賓祝辞が長かった…等、マイナスなイメージを思い起こす人も多いのでは?しかし、作中のスピーチに、主人公とともに感動し、惹きつけられていくうちに、言葉のもつ大きな力を感じることができます。この物語でぜひ、言葉が人を動かす力を味わってください。

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    異国美味帖

    著者:
    塚本 邦雄∥著

    表紙はシャルダンの装画に大字は金の箔押し。いいな、贅沢だな、とページを開けば、見返しも本文もいい紙・いい色・いい余白。思わず見惚れる美しい本です。もちろん文章も、ただの食のエッセイに留まらず。前衛歌人であった作者の、言葉へのこだわりがにじむ40篇です。西欧の土地と食材について、学名の由来や故事を縦横無尽に引きながら語り尽くしていきます。時には友との思い出を織り交ぜて綴られる名文。読んだ後には、いつもの料理も、より味わい深いものになること請け合いです。

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    もうすぐ絶滅するという紙の書物について

    著者:
    ウンベルト エーコ∥著 ジャン=クロード カリエール∥著 工藤 妙子∥訳

    電子書籍の利用がどんどん広がっていく今日。これから紙の書物はどうなっていくのでしょう?
    「物体」として、あるいは「文化」として。あなたが考える「紙の書物」の存在意義とは何ですか?
    様々な方向から「書物」というものを、そしてその未来を、愛書家でもある二人が話し合います。
    すでに、紙ではなく電子書籍を愛用されているという方も、もう一度「書物」に触れてみてはいかがでしょう?
    黒いジャケットに鮮やかな青色の小口といった、シックな装丁が魅力的な本書。電子書籍では味わうことの出来ない装丁のこだわりや、本の質感も楽しんでください。

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    こちらあみ子

    著者:
    今村 夏子/著

    著者のデビュー作であり、第26回太宰治賞受賞作品。全く予備知識なく読み始めても、物語の世界に引き込まれ、一晩で読み終えてしまいました。
    「-もしもし、こちらあみ子。応答せよ。」どこにも繫がらないトランシーバーで“誰か”を呼び続けるあみ子。自分を守る術を知らず、直球で周囲に体当たりしているあみ子は、私たちが失ってしまった、純粋でそれはそれは美しい宝石のようなものを、心に持ち続けているのでしょう。一人でも多くの方に読んでもらいたい作品です。

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    描かれた身体(からだ)

    著者:
    小池 寿子/著

    みなさんは、どんな姿に美を感じますか?
    瞳が印象的な女性の肖像画。はっとするような、身体の内部まで見える背中。何人もの人達が話をしている中、ひときわ目立つ手。
    この本には、アート作品として描かれた、いくつもの美しい身体が載っています。絵が何を発しているのか、作者の意図はどのようなものなのか、思わず考えてみたくなる作品ばかりです。
    芸術の知識があってもなくても、みなさんの感じるままに楽しむことができる一冊です。読み終わった後には、新たな美を探しに美術館へ行ってみるのもいいかもしれません。

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    アイの物語

    著者:
    山本 弘/著

    アンドロイドに支配された世界で、人間であるあなたは一体何を信じますか?

    遠い未来、人間たちが衰退し、アンドロイドが地球の支配権を得た世界。
    アンドロイドから隠れて暮らす人間たちのコロニーに、物語の読み聞かせをしながら渡り歩く、人間の『僕』。
    アンドロイドから7つの『物語』を読み聞かせられた彼が知る、この世界の”真実の歴史”とは?

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    盲目的な恋と友情

    著者:
    辻村 深月/著

    「蘭花は私の春だった」
    美貌も家柄も完璧な大学生の蘭花と、そんな彼女に親友として選ばれたと思う留利絵。このまま二人の友情は続いていくかと思われましたが、一人の男の出現で崩れていくことに…。
    恋人を支配する女性に、今までになかった嫉妬と屈辱を味わう蘭花。友人の声も耳に入らない蘭花の姿はまさに盲目的な「恋」。
    そして美しい蘭花にコンプレックスを持つ留利絵。それでも「友情」だけあれば良かった彼女はある行動に出ます。優越感、嫉妬、劣等感…。
    ヒリヒリする感情の嵐が辻村さんらしさ全開の一冊となっています。

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    ウォールズ

    著者:
    ありま 三なこ∥著

    「ひどくおちこんでいるときにそっとささえてくれたんだ」
    この絵本では『かべ』が優しさの象徴として描かれています。
    かべは何も話せませんが、すべてのことを受け入れています。
    あなをあけられて花を植えられても、その花のためにじっとがまんをしています。
    花が生きていくために自分は痛みを受け入れているのです。
    かべがなくなる前、次々に「ありがとう」を言う登場人物たち。
    そっと支えてくれている人があなたの側にもいるのではないでしょうか。
    みんなが感謝をしたその時!
    その瞬間の感動をしみじみ味わってみてください。

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    シャガールと木の葉

    著者:
    谷川 俊太郎/著

    著者・谷川俊太郎氏の詩集を読むと、凝り固まった心や身体が、自然とほどけていくような気がするのは、私だけでしょうか。様々な詩を読んでいく中で、言葉はこんなにも自由で、美しいものなのだと実感します。そして自然の美しさや、何気なく過ごしている日々の中に、とても大切なものがあるような気がしてなりません。谷川氏の詩をぜひ読んでみてください。そして、言葉と心の旅に出てみませんか?あなたの言葉と心のドアがきっと開かれるでしょう。